「気体、ガスの様子はなんとなくわかったけど、液体とか固体はどうなっているの」
「気体は基本としては見えないし、捕まえることも難しいし、捉えどころが無いのだけどね。」
「固体は持てるけど、液体は捕まえられないよね」
「形が変わって逃げちゃうからね」
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固体・液体・気体の三態で、ちょっと調べてみると、気体は体積膨張しやすく、形も体積も変わる、固体は体積と形が一定、液体は体積は変わらないけど形が変わる、というのが大雑把に纏めた感じですね。
固体は構成している原子が強く結合していて、簡単には動かない、気体は最小構成の分子の形態で自由に動いている、液体はその中間で、原子・分子がある程度まとまって結合しているけれど、その距離が近いので凝集力としてまとまろうとする力が働いている、分子の運動が自由というところですね。
固体はなんとなくでも、原子がきちんと整列している、みたいな感じで考えられそうですが、液体は分子の動きがあり、距離も安定しない、まさに捉え何処のない状態ですね。
固体を調べると、固体は動かないとかそういう表現が出てくることもあります。でもちょっとエネルギーが与えられると、あんがい小さなエネルギーでも原子レベルでの動きが生じています。
結晶の欠陥である転位は動くとか、鉄などを放置すると酸化(錆)して腐食していくような現象、酸素が内部まで取り込まれていくような現象が多々あります。
JRのICカードなどで使われているメモリーは結晶中の原子の位置が変わることでメモリーとして利用しています。
分子の状態、もう一つ分解すると原子の状態が利用できたり、使えるのは、気体の動きだけではなく、固体の中でも起こっているのですね。次回からその辺の話を勧めたいと思います。
「意見には個人差があります」
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最高技術責任者CTO
中野 禅(ぜんちゃん)