メガって何?

はじめまして、株式会社HenryMonitorのCTO(Chief Technology Officer)の
中野禅(なかのしずか)です。
学生時代から前職までは、機械技術・製造技術関連の研究開発を長年実施してきました。もとは機械工学出身で、博士(工学)、技術士(機械分野)ですが、製造技術は原子分子操作から材料の改質・加工、製品評価と幅広く対応が必要なジャンルでした。ものを作る、ものを理解する、どちらも最後は誰かの役に立つため。科学技術の本質としてこのコラムまとめてみたいと思います。

第一回目は、単位の話題「メガって何?」

「おや、またメガ丼ですか?」
「おなかすいているから」
「食べすぎは良くないよ」
「これくらい平気でしょ?」
「今なんキロ?」
ーーー
メガって何でしょう?そうメガカロリーの省略形ですね。
キロはこの形だと体重、キログラムですね。
最近メガは一般化していますが、ちょっと前はあまり使われませんでした。
それどころか、最近はよく「ギガが無い」とか、ギガも普通の会話になりつつあります。
「うちのテレビは4Kで、ビデオは1テラ」とテラも一般的になってきました。

これらはみんな単位の接頭語ですよね。いろんなものが巨大化してきて、
使う値が大きくなってきたのですね。
ところで、それぞれの大きさははっきり覚えていますよね。
基本のところから千倍でk(キロ)10^3、その千倍がM(メガ)10^6、その千倍でG(ギガ)10^9、T(テラ)10^12とつながっていきます。

メガ丼、100万カロリー丼、というとちょっと別の漢字になりますが、
カロリー(Ca)は通常がキロなので、1000kCa、大人の男性が一日に必要なのが1400kCaくらい
ですから、メガ丼、一日分の栄養を一食で食べちゃった、というくらい。

テラの上は、P(ペタ)10^15、E(エクサ)10^18、Z(ゼタ)10^21、Y(ヨタ)10^24までが決まっています。
テラが日本語だと兆なので、なかなかそれより大きな単位は使う機会は少ないですね。
ところで、日本語だとまだまだ大きな数にも呼び方がついています。もとはインド・中国からの輸入のようですが。

大きな数字を取り扱うのに接頭語をうまく使って小さく表現していく、
キロ、メガ、テラ、と大きな塊をざくっと理解していくのに役立っていますね。

ということで、これから科学や技術は面白い、という話のコラムを作っていきます。
よろしくお願いします。

え、「科学っぽくない」
数、大きさをザクっと理解していくこと、自分たちがどこにいるのかを理解するのはとっても大事なので、第一回目の話題にしました。次回続きます。

そうそう「意見には個人差があります」どこかから受け売りですが。

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最高技術責任者CTO
中野 禅(ぜんちゃん)

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