大きなペタ・ヨタ、小さなフェムト・ヨクト

「新しいスーパーコンピュータ富岳が世界一だってね」
「ニュースになっていたね」
「一秒間に40京回の計算って言っていたよ、400,000,000,000,000,000だから、400P(ペタ)ってこと?」
「前回の話を覚えていたね。理研の発表だと488ペタフロップスになっているから、あたりだよ」
「じゃあ、1回の計算は1/488P秒で、この時は・・・」

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前回の続きで小さいほうの数え方ですね。
0に向かって1より小さい値、1/1000,1/1000000,1/100000000・・・・
身近なところでは,m(ミリ)10^-3、μ(マイクロ)10^-6、ですね。
続いて、n(ナノ)10^-9、p(ピコ)10^-12、f(フェムト)10^-15、
a(アト)10^-18、z(ゼプト)10^-21、y(ヨクト)10^-24
となります。

さて、1/488P=1/488×10^15 ですから約2×10^-18ですね
2a秒ということになりますが、、、スーパーコンピュータは1万台以上のCPU(演算装置)を並列で動かしています。大きな演算を平均すると2a秒という計算になりますが、1個の演算だけみれば、フェムト秒クラスですね。

小さいほうの単位として、技術系の人だと、フェムト秒レーザを知っているかもしれません。
非常に短い時間だけ発信するレーザー装置で、実用化されています。

科学技術の進歩に伴って、大きな単位や小さな単位が少しずつ、一般化してきています。
科学技術の進歩は、巨大化&微細化なんだなぁと感じるところです。

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大きな単位のほうで考えると、宇宙の拡がりとかですが、
1光年が9.46×10^12km、9.46×10^15mですから、9.46Pm(ペタメートル)
数百億光年が観測できている宇宙の大きさですので、大雑把に10^27mくらいの
大きさですね。かろうじてY(ヨタ)の範囲に収まっているところですね。

太陽の重さはだいたい2×10^30kgだそうです。トン単位で言えば2000Yt(ヨタトン)

直接mで表現してもわかりにくいので、光年という単位を使ったりしますね。

次回へ続きます。「意見には個人差があります」よろしくね

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最高技術責任者CTO
中野 禅(ぜんちゃん)

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